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魅惑の西海岸へ向けてサバイバル 最終回


さて翌日。

覚めたばかりの眠い目をゴシゴシ擦り、昨晩大量の蚊に刺されまくった皮膚をボリボリ
引っ掻きながら表へ出ると、突然吉報が届いたのだった。

とある漁師の家でカツオが上がったと!


ナヌ!カツヲだと?


おぉ、ここで会ったが100年目。この場を逃せば何者かに大事なカツヲを横取り
されてしまうかもしれんって事で、飛脚に馬を引かせて漁師の家まで走ってきた。

そこに行くと・・
なんと!漁師が鮮血したたる美しいカツヲを切っているではないか!


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頼みます!そのカツヲを分けちくり~!!とおぼっちゃま君的な眼差しで
漁師様に訴えると・・


「よろしい、持って行くがよい青年よ」と・・


おぉ神!

やっと喰えます、魚らしい魚!



お腹の内臓と卵巣は漁師が取り、身の半分を近所の人が、そして中骨を含んだ
価値ある半分を私達に分けてくださった。

お、御代はいかが致しましょう?敬愛なる漁師様と聞くと・・
一言「米は無いか?」と言われたのだった・・・ホ、ホンマなのww

分かりました米は売るほどあるので直ぐに持って参ります!私はすぐさま使いをやり、車の中から
10kg?の米を降ろして持って来させた。ちょっと多いけどまぁいいやww
(車の中にはいつでもどこでも米があるww)


そこでビービー泣いてる子どもに飴玉でも買ってやってw


漁師様は満面の笑みで、ニコッと・・・ 



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それから農家に持ち帰りしげしげと眺めながら、意味も無くハンカチを握り締め、カツヲを
ゲットできた喜びを噛み締めたのだった。

ジェンサン辺りの市場へ行けば3分で手に入る物なのだが、えらい苦労したなぁwしみじみ
まぁ、その分有難く喰えるってこった。この有難味は苦労しなきゃ理解できない。

海の神と仙人に感謝しながら喰うぜ・・・



さて、カツヲはさっと焼いてタタキにするのが一番美味しいんだろうが、周りに燃やすものが
ゴミくらいしかない無い現状ww
炭で焼くと遠赤外線効果で芯まで火が通るのでタタキにならないしなぁ・・
地元民に任せると生臭いスープを作ってしまうので安心して任せられないw

ワサビもしょうがも無いけど、まぁしょうがない・・・(おもろないw) 



よし、40ペソの包丁で魂の込もった刺身を作るぜ。


中骨を切り離して・・

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わき腹をそいで・・

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皮をビーッと引いて・・

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小骨と血合いも切り落とす・・

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出来たぜ!簡単じゃい!

腹を壊すんは自分じゃい・・・


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残り半分と貴重な御頭は農家の中の人の為に貢ごう。

好きなだけ塩でも何でも入れて、煮るなり焼くなりしておくれ。

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はぁ~旨かった・・つーかw日本の鮮魚コーナーで売ってるカツヲと寸分も変わらんがw
この最果ての村で喰えた事に意義があるw



目的は達成した。

妙に清々しい気分だ。無理して来て良かったぜ。






最後はビーチで泳いで帰ろう。


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しっかし愛嬌の無いビーチやなぁ(爆)


普通、南国のビーチっていうと青い空と白い砂浜と、輝くサンゴがあって、
若いお姉ちゃんとかが腰揺らして歩いてるでしょう。

しかし、ここの砂浜は、灰色の砂浜に玉砂利がぎっしりw
(まぁこれはこれで美しい気はする)

ビーチなのに基本的に遊泳客はゼロw


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体を洗ったりウン子している子どもはいるんだけどねw
(海沿いの家ってのは浜にウン子をする決まりになってる)


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でも、今日は訪問先のお嬢さんがお友達を連れて来てくれたおかげで、灰色の
ビーチにちょっぴり華が咲いて嬉しかった。


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こーやって跳ねたりすれば私の日記も華やかになるだろうし♪(笑)


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華麗にシンクロナイトスイミングを披露する本場モンの海女さんは凄すぎるし♪

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フルーツ拾いの悩ましいお嬢さんも嫌々写ってくれるし♪


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カツヲも喰えたし今日は大満足よ♪







さぁ、夜はトランプ大会だ。

我々を歓迎してくれた農家への感謝のしるしとしてトランプ大会で絞めよう。
財布の底が尽くまで勝たせてやろうじゃないの!(カッコイイww)




来いッ!勝負だ!


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翌日、我々はまだ日の昇らないうちに農家を出た。

無事に自宅へたどり着ければ日記に書くつもり。無事じゃなければ遺書に書くつもりw





おわり












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